イビサクリームは粘膜に塗っても大丈夫?正しいケアの方法
お風呂であそこを洗っていたら、膣の入り口部分が黒くなっていた・・・。「こんなに黒かったっけ?」と衝撃を受けたことはありませんか?

Vラインは目に見える部分ですが、粘膜部分に近いIラインまでじっくり見る機会は少ないですよね。だから知らぬ間に黒ずんでいて、びっくりする人は多いです。

そんなIラインの粘膜部分が黒ずんでいる場合でも「イビサクリーム」は使えるのでしょうか?このページでは粘膜部分の黒ずみも、イビサクリームで解消できるのか解説します。

真似しないで!実際に粘膜部分にイビサクリームを塗った時の感想

少し前の話ですが、実際粘膜部分にイビサクリームを塗った経験があります。どうしてもIラインの色素が気になって、塗ってしまったのです。

粘膜の方にしみないように少量を使っていました。ヒリヒリすることはなかったけど、今考えるとあまり良くない使用法だと感じます。

偶然しみらなかったのか、慎重に塗ったからなのか、肌刺激はありませんでした。しかし正しい使い方ではないのでオススメできません。もしものことがあったら大変だからです。

粘膜部分には使えるの?イビサクリームの使用範囲とは?

続いて、イビサクリームを使える箇所を見て行きましょう。

イビサクリームの使用範囲

  • ビキニライン
  • 乳首
  • ひざ
  • くるぶし
  • お尻など

肌が敏感なデリケートゾーン向けに作られているから、全身に使えるクリームなのです。粘膜部分については「使用不可」とも記載されていません。

「じゃあ使ってもいいの?」と思う人もいるでしょう。

しかしいくらイビサクリームが低刺激の商品であっても、粘膜には使わない方が良いのです。

どうしてイビサクリームは粘膜に使えないの?その3つの理由

なぜ粘膜部分には使えないのかというと、通常の肌とは性質が異なるからです。ビキニライン以上にデリケートで、内臓ともつながっている部分なのです。

デリケートな部分だから

Iラインは粘膜部分に近い部分です。ここにクリームを塗ると、しみる可能性があります。痒みや痛みを伴う可能性も高いです。石鹸が膣内に入った時ヒリヒリしたことはありませんか?膣内、Iラインは極めて敏感な部分なのです。

自浄作用が崩れるから

膣の中は自浄作用という機能が備わっていて、外部から侵入する雑菌をやっつける役割をしています。Iラインに塗ったクリームが膣内に入った場合、この自浄作用が崩れる恐れがあります。

すると膣内環境が悪化し、炎症や痒みを起こす場合があるのです。カンジダや細菌性膣炎にも繋がるので要注意です。

経皮吸収が心配だから

デリケートゾーンの粘膜部分や、鼻や口は「経皮吸収」が高い部分です。経皮吸収とは、塗った成分が体内に取り込まれることをいいます。子宮内に毒素として溜ると懸念されているので、安易に粘膜に塗らない方が良いでしょう。

粘膜部分の黒ずみを消したい人はどうすれば良いの?

イビサクリームに限らず、スキンケアアイテムを粘膜部分に塗るのはNGです。それではどうすれば、Iラインなどの黒ずみを解消すれば良いのでしょうか。自宅ケアと病院治療の2つ紹介します。

自宅でケアするなら石鹸やソープがオススメ!

家で解消したい人は石鹸やソープを使うと良いでしょう。デリケートゾーンの黒ずみケアにオススメされているものを使用します。

クリームは直接塗るため炎症の恐れがあるけど、石鹸やソープなら洗い流すから、クリームほど刺激は強くありません。

デリケートゾーン用の商品だと、体に優しい成分でできたものが多いから安心です。陰部と同じ弱酸性、ジャムウ成分配合、アミノ酸系など、こだわりのものがたくさん販売されています。イビサクリームを使っているなら、同じサロンから出ているイビサソープもオススメです。

ただし膣内を洗うと自浄作用が崩れやすくなるので、中まで洗わないでください。

病院で相談する方法もある!

美容皮膚科などでレーザー治療をすることができます。しかし、どこでもやっているわけではないので、事前にネットで調べた方が良いでしょう。症例件数や口コミもしっかり確認してください。

病院治療だと高い効果が期待できますが、「1回で施術が終わらない」「数十万円かかる」「患部を医師に見せなくてはいけない」など、デメリットも多いのがネックです。

イビサクリームは安易に粘膜に使ってはいけない!正しいケアが大切

今回はイビサクリームで、粘膜部分に使えるのか解説しました。結論としては、使ってはいけません。確かにIラインの黒ずみも気になるけど、それ以上に体への影響が不安だからです。
「粘膜にも使ってもOK」と認められているなら安心感はあるけど、基本的にイビサクリームを含むデリケートゾーン向けの商品は、ビキニラインに使うものです。

だから自己判断でIラインの粘膜部分や膣内に、美白クリームを塗るのは止めてくださいね。